第5話
コロナウイルスはどうしてこんなに移ってしまうの?(2)
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イケブクロ博士
前回は、ボンテン博士にコロナウイルスがヒトの細胞に侵入するところについて話をしてもらったのぅ。
ヒトの細胞の入り口にあたるタンパク質と、コロナウイルスのタンパク質が、ジグソーパズルのピースがぴったりはまると、コロナウイルスははじめて細胞に入ることができて、じゃんじゃん増える、ということはよくわかったかのぅ。 -
ワクチー
ヒーくん、ミクとても面白くて、分かりやすかったです。
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ボンテン博士
どうもどうも。ワクチーも、ミクも、ヒーくんも、よくわかったようだから、つぎの問題をだしますね。この前の図を見ながら考えてみてください。
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問題
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ボンテン博士
この図に書いてあることと、つながる(関係する)のは、つぎのどれでしょうか?いくつ選んでもいいですよ。
① 健康なひとが感染しにくいという、免疫反応
② ワクチンや治療薬の効き目
③ (日本でも見つかってきた)突然変異株
④ コロナウイルスのもとはコウモリからきた -
リバシブル総理
なかなか奥が深そうな問題ですね。
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ワクチー
①と②なんじゃん?①の免疫反応って、まださっぱりわからないけど、つながる感じがする。②はワクチンがそこのところに働くって聞いたよ。
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ミク
①はわからないから『〇』しないわ。それで②と③を選びました。
②はワクチーと同じ、③は突然変異がコロナの入り口のところで起きたって、聞きました。 -
ヒーくん
①②③です。
①は、確か免疫細胞が産生する抗体が、コロナウイルスの入り口のスパイクタンパク質に着いて、ヒトの細胞の入口から入れなくしてしまうから。
②③はワクチー、ミクと同じです。
④も怪しいけれど、むすびつきがわからないので選びませんでした。 -
イケブクロ博士
みんな、よく考えたのう!ごほうびというのもなんじゃが、1つ面白い画像を見せよう。コロナウイルスが増えて行く、もとのもとになる、RNAの画像じゃ。
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イケブクロ博士
そして今日の答えは次のボンテン博士の話を楽しみに待って、これでお開きじゃ。