第25話
換気・エアロゾル・飛沫(6)
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カンキさん
ぽっぽっぽぽっ!さっそく換気のハード面の話をしましょうか。
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レオン先生
その前に、ワクチー、これまでのまとめをこの前のように歌ってみてね。
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ミク
まってー! ワクチー、2人でラップしようよ。
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ワクチー
イェーイ! ふんどし締めて!
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レオン先生
お品を落とさず!
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ワクチー、ミク
マスク外せば距離勝負。
飛沫防止は1メートルで、
エアロ防止は50センチのレッドエリア
そこから遠くはカンキ、カンキ で ぽっぽっぽ -
ヒーくん
よくやったけど、70点。
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レオン先生
私は、はなまる💮ですよ。
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ワクチー、ミク
ヤッター!
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カンキさん
ぽっぽっぽぽっ!換気ではコントロールできない飛沫とエアロゾルの防止は、今のラップのとおり、距離を注意することです。
でも飛沫は、マスクをすれば問題なくブロックできます。マスクを外した時、距離を守ることですね。会食する時の注意のポイントです。 -
図25-1 -
カンキさん
さて、あとは、遠くまで浮遊して移動するエアロゾルです。
図のように、換気の良くない部屋では、感染者(左の男性)の呼気、会話などでエアロゾルの濃度はどんどん高くなっていきます。
マスクはかなりの程度エアロゾルが漏れたり、吸い込んだりするのを防ぎます。
でも、部屋の換気の悪いところでは、時間とともにエアロゾルは蓄積して濃くなっていきますからこれを換気でのぞかなければなりません。
エアロゾルの濃度をコントロールすること、つまり換気が感染防止に必須だというのは、こういうことですね。 -
ミク
エアロゾルは見えないし、音も立てないし、呼吸しているだけで溜まっていくということですから、溜まったかどうか分かれば良いと思うわ。
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ヒーくん
炭酸ガス(CO2)モニターがあるよ。
ヒトは酸素を吸って、炭酸ガスを吐き出すので、炭酸ガス濃度とエアロゾルの濃度は比例します。 -
CO2モニター -
カンキさん
ヒーくんの言う通りで、実際に炭酸ガスモニターでエアロゾル濃度の管理ができます。
炭酸ガスが1000ppmの値を超えると危険信号なので、できるだけ早く換気が必要です。実際には800ppmで注意信号の黄色ライトが点滅するようにモニター設定します。
アラームがなるようにするのも良いです。 -
図25-2 -
カンキさん
注意信号が出たら、図のように、❶換気を強くしたり、❷窓とドアを開けて換気します。
800ppmより低くなったら、安全になります。 -
イケブクロ博士
炭酸ガスモニターは、感染防止の必須目玉になるもんじゃ。
これをお店、職場、学校、公共施設、劇場、映画館など、あらゆるところに設置することじゃのぅ。
そして、誰もが炭酸ガス濃度を分かるようにするんじゃ。換気ができているか、できておらんか、みんなでわかるのう。これと、マスク着用を組み合わせれば、エアロゾル空気感染はふせげるのじゃ -
ボンテン博士
炭酸ガスモニター設置は全国的に必要ですが、それまでは、こまめに窓開けすることと、換気装置による換気で対応していきましょう。
そして、飛沫防止はワクチーとミクのラップ対応でOKですね。 -
ワクチー、ミク
いぇーい!!
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リバシブル総理
炭酸ガスモニター設置の全国的展開は、イケブクロ博士のアドバイスで、リバシブル共和国の重点政策として速やかに実施しました。
それに換気装置の点検補修の全国展開です。そして各場所で、みんなで空気管理していくことができました。カンキさん、私も再確認したいと思いますので、次の話の主題にしてくださいね。 -
カンキさん
はい、そのつもりで用意していますよ、ぽっぽっぽっぽぽ。
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レオン先生
今日もいいお話が聞けました。私たちが求めている感染防止策は、こういうものです。リバシブル君、なかなか立派ですね!!