第24話
換気・エアロゾル・飛沫(5)
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図24-1 -
イケブクロ博士
さてじゃさてじゃ、図を見ながら前回のカンキ・ヨシキさんの話を復習しようのう。
無症状感染者の呼吸、会話、歌などによって、飛沫とエアロゾルが排出されること、飛沫は1m以内で落下するのじゃが、エアロゾルは50cm程度で拡散して浮遊し、空気の流れに乗って長距離まで広がっていくということじゃのぅ。 -
ワクチー
ふんどしが締まってきたぞ。
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イケブクロ博士
それでじゃ、 エアロゾルが飛沫と混ざるように飛ぶのが50 cm程度です。
マスクをしないで近づくと、エアロゾルの濃度は高く、換気しても除けないので、直接これを吸い込んで感染のリスクがたかくなるということじゃ。 -
ミク
この図の赤い丸で囲んだところ、感染リスクのレッドエリアだわね。
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ボンテン博士
そうですね。それがわかれば、会食などする時にどうしたら感染を避けられるかがわかります。
まず、飛沫がかかるのを防ぐために、対面で1mは離れることです。食器などに飛沫がかからないように1m離した方が安全ですね。そして、会話はできるだけ静かにすることです。対面を外せば、こういうリスクは低くなるので、できるだけ対面を避けた方が安心できますね。
エアロゾルの方にはより注意してください。レッドエリアでは、マスクなしではエアロゾルを吸うのを避けることができません。これは換気が良くてもできないことです。お互いレッドエリアにはできる限り近づかないで、とくにレッドエリアでの会話はしないこと。
1m離れたところでは、換気によってエアロゾル濃度は下げられます。ですから、換気がとても重要です。 -
イケブクロ博士
よっしゃ、よっしゃ!
マスクを外した時は、距離で対応。
飛沫防止に1m、エアロゾル吸い込み防止は、50㎝のレッドエリア。そこから遠くは換気が勝負。
マスクをしたら、距離はそれほど気にせんでもええな。