第21話
換気・エアロゾル・飛沫(2)
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イケブクロ博士
カンキ・ヨシキさんがまだ来んが、その間に飛沫について話を進めてみることにしようのぅ。
この前お話した通り、飛沫の咳は10m/秒、くしゃみは20から60m/秒の速度で口を飛び出して落下していくのじゃね。くしゃみで飛び出す大きな飛沫は、1.8mくらいまで届くこともあるのじゃな。そしてこの1.8m距離が、ソーシャルディスタンスの基準になっているということもボンテン博士から聞いたんじゃな。 -
ボンテン博士
ただ、咳やくしゃみの飛沫を浴びることは、一般の市民ではほとんどないと考えてよいですね。感染して症状が出た人は、隔離されて外にでないようになりますからね。
それと、万が一咳やくしゃみなどの飛沫を顔や体に浴びても、それで感染するということではないのですね。何故でしょうか。 -
ミク
コロナウイルスは、目や鼻や口の粘膜から侵入するからです。顔や手や皮膚の着いても、侵入できないのですね。
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ワクチー
そうだった、そうだった!
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ボンテン博士
よくできましたね。ですから、もしも感染した人から咳やくしゃみを浴びたら、石鹼などで洗えば大丈夫です。目に万が一浴びたとしたら、できる限りすぐに洗い流すことですね。
いずれにしても、症状のある感染者と日常であうことはほとんどないし、症状がでたら外にでないというのが基本中の基本になりますね。
また、外で会食するとか飲食を伴う会合などでは、マスクを外しますね。その場合は、会話と一緒に唾の飛沫が1m前後まで飛び落下します。会話の飛沫は、1m以上の距離をとるか、アクリル板などのガードの仕切りを置けば浴びるのを防ぐことができます。食事のときの会話は、静かにするという習慣をつければ、問題ないのですね。 -
ワクチー、ミク
学校の給食では、みんな席に座って静かに食べるようにしています。
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ヒーくん
それはみんな守っています。
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イケブクロ博士
大人の方が問題なんじゃな!飛沫感染対策は、基本マスクで済み、距離で補えばよいから、シンプルで簡単にできることじゃ。
エアロゾルの方は、よほど注意せなならんのじゃ。
カンキ・ヨシキさんのぽっぽっぽが来たら、換気の話も交えてエアロゾルに移るとしようのぅ。
エアロゾルは、レオン先生にまたお願いしてよろしいかのぅ。 -
レオン先生
My Pleasureですよ。ところで、数学の話ですが、ABC予測ということにも少し触れてみたいとおもいますが、よろしいですか?
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ワクチー
ABC予測?
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ミク
聞いたことないわ。
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ヒーくん
すごく楽しみです。
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リバシブル総理
超難問で、50年に一度の快挙だと聞いて喜んでいますが、レオン先生のお話たのしみにしています。